9.3. 仮想マシンの作成に関する機能

本章では、仮想マシンの作成に関する各種操作方法について説明します。
仮想マシンの作成に関する各種操作は上部メニューから[仮想マシン] > サイドメニューから[デプロイ]/[ISOイメージ]をクリックした画面から確認できます。

9.3.1. デプロイ

テンプレートから新規に仮想マシンを作成(デプロイ)します。

  • テンプレートにはOSなどあらかじめ様々な設定が入った仮想マシンテンプレートとOS設定のないテンプレートがあります。

  • 自身のISOイメージから仮想マシンを作成していない場合にはOS設定のないテンプレートをご利用ください。

テンプレートはプロジェクトごとに管理者から割り当てられます。
利用目的によってどのテンプレートを利用するのが適切かは各機関の管理者までお問い合わせください。

以下からデプロイの手順について説明します。

  1. 利用したいテンプレートの[デプロイ]をクリックします。

仮想マシン・デプロイ画面
  1. 各設定項目を入力もしくは選択します。

    • 仮想マシンテンプレートの場合にはハードウェアカスタマイズ画面の設定のみ行います。

    • ISOイメージから新規仮想マシンを作成するためのテンプレートの場合はゲストOSの選択画面の設定を追加で行います。

<仮想マシンテンプレートの場合>

仮想マシン・ハードウェアカスタマイズ画面

<OS設定のないテンプレートの場合>

デプロイ新規・ハードウェアカスタマイズ デプロイ新規・ゲストOS1 デプロイ新規・ゲストOS2
  1. 入力が完了したら[デプロイ]をクリックします。以上で仮想マシンの作成は完了です。

9.3.1.1. デプロイ時の設定項目

  • ハードウェアのカスタマイズ

項目

説明

仮想マシン名

作成する仮想マシンの名前を最大30 文字の英数字で指定する。
複数の仮想マシンを同時にデプロイしたい場合には仮想マシン名[(開始番号)-(終了番号)]という書き方が可能。
例) machine[0-3] と指定すると、その他の設定が全く同じであるmachine0, machine1, machine2, machine3
の4台のマシンがデプロイされる。

パックタイプ

通常プロジェクト時のみ。構築する仮想マシンがGPU を使用しない場合は「CPU パック」を、GPU を使用する場合は「GPUパック」を選択する。

パック数

通常プロジェクト時のみ。仮想マシンに割り当てるCPUパックもしくはGPUパックの数を指定する。※
ただし、ひとつの物理ノードの資源量(CPU,メモリ)を超える仮想マシンは構成できない。
(CPUパックは最大で152パック、GPUパックは最大で8パックまで指定することが可能)

CPU数

セキュアプロジェクト時のみ。仮想マシンに割り当てるCPU数を指定する。(最大で152まで指定可)

メモリ(GB)

セキュアプロジェクト時のみ。仮想マシンに割り当てるメモリの容量を指定する。
(物理的な最大量は汎用ノードで256GB、演算加速ノードで512GBだが、GPU利用時やストレージネットワークに
「SR-IOV」を選択した場合はメモリ予約が行われるため、指定できるメモリの最大量が減少する)

GPU数

セキュアプロジェクト時のみ。仮想マシンに割り当てるGPU数を指定する。(最大で8まで指定可)

仮想ディスク(GB)

OS が格納されるハードディスクの容量を指定する。minimal install でも20GB 程度は必要であり、追加インストール するアプリケーションが使用する容量を加味して大きさを見積もる。

ストレージネットワーク

ストレージネットワークとして「仮想NIC(自動)」、「仮想NIC(E1000)」、「PVRDMA」、「SR-IOV」の中から使用する種別を選択。
Lustre を使用する場合、「仮想NIC(自動)」または「SR-IOV」を選択、更にLustre をRDMA で使用する場合は「SR-IOV」を選択する。

サービスネットワーク数

構築する仮想マシンに、いくつのサービスネットワークを接続するかを選択する。単体システムの場合は1で良い。

サービスネットワーク1, 2, ..., n

利用するサービスネットワーク名を指定する。サービスネットワークは上部メニューネットワークのセグメントから
追加できる(プロジェクトの初期設定としてプロジェクト名と同じ名前のセグメントが用意される)。
サービスネットワーク数で選択した数と同数のサービスネットワークの項目を表示・指定できる。

デプロイ後起動する

設定中の仮想マシンのデプロイ後にすぐにマシンを起動したい場合にチェックを入れる。

起動保証仮想マシン

通常プロジェクト時のみ。設定中の仮想マシンを起動保証仮想マシンとして取り扱う場合にチェックを入れる。

ログインユーザ名

公開鍵が設定されるユーザ名が表示される。

公開鍵

ssh でログインするための公開鍵を指定する。

※1パックにつき割り当てられる資源量は こちらのページ を参照ください

  • ゲストOSの選択

項目

説明

ゲストOSファミリ

新規仮想マシンでインストールするOSのファミリをWindows/Linux/その他から選択する

ゲストOSバージョン

新規仮想マシンにインストールするOSの種別・バージョンをリストから選択する

9.3.2. ISOイメージ

この画面では仮想マシンの作成に利用するためのISOイメージをローカル環境からアップロードできます。

仮想マシン・ISOイメージ画面
  1. ISOイメージをアップロードする

    • [参照]からローカル環境のISOイメージを指定し[アップロード]をクリックします。

    仮想マシン・ISOイメージ画面
  2. ISOイメージを削除する

    仮想マシン・ISOイメージ画面